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寝とらせ白書①/妻が他人に抱かれる時
第7章 浅倉氏かく語りき



「さて、そろそろ奥様が戻ってきますかな」


「あ、そうですね」


詩織が浴室へ行ってから、五分ほど経過しただろうか。


「ご主人は複数にも興味があると聞きましたが、どうします?私と奥様、ご主人と3Pいたしますか?」


アンタやる気マンマンだね。


「いや、俺はそっちの方じゃなくて、違う3Pが萌えるんですよテヘッ」


俺は浅倉氏と一緒に詩織とセックスするつもりは無かった。

俺が興奮するのは、詩織が他人2人に愛撫されるのを目の前で見る事であり、この時もそういうつもりで浅倉氏の言葉を否定したのだが……。


「え?あ、あぁーそういう事でしたか。こりゃ早とちりしてましたワッハッハハ」


この時、浅倉氏は俺の言葉を誤解していたのだ。
この誤解が、この先俺と詩織に新たな出会いを与える事になるとは。


「それより、アイツもう服に着替えてるかもしれませんよ」


夫の俺には自信があった。
濃厚なフェラもしたし、大量に浅倉氏の精液を浴び、俺への約束は十分果たしたと詩織は思っているに違いない。
もうやる気はないだろう。


「ほう、では奥様は今帰り支度をしていると?」


「ええ、たぶん」


ゴミ箱に捨てた赤のガーター、 この他にもセクスィ〜ランジェリーは数点持ってきていた。

黒のガーターストッキング
グリーン、ピンク、豹柄、色とりどりのブラ・パンティ。

全て使用する事無くお持ち帰りになるとは。


「ではご主人、一つ賭けをいたしましょう」


「え?」


「ご主人は、奥様が服に着替え帰り支度をして浴室から出てくる方に──」


あぁ 間違いないよ。


「私は、奥様が再び下着姿で現れる方に賭けますよ。ご主人の勝ちなら私の車を差し上げてもいい」


ウホッ!


「浅倉さんが勝ったら?」

「そうですな……私とご主人は今日からお友達になって頂きます、ワッハッハハ」


まじかよ!



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