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寝とらせ白書①/妻が他人に抱かれる時
第7章 浅倉氏かく語りき
浴室から戻って来た詩織は新しいバスローブを身につけていた。
視線を落とすと、その美脚は今度は黒のストッキングに包まれている。
髪は一度洗ったのか、だいぶ湿り気を帯び、何本もの束となって真っ直ぐ垂れ下がっていた。
視線を詩織の顔に戻すと、乱れた化粧を整え直し、紅潮しているはずの頬を綺麗に隠している。
アチャー高級セダンが……。
戻って来た詩織を確認した浅倉氏はすぐに
「奥様!さきほどは大人気無い事をしてしまって申し訳ない!」
と、謝りながら立ち上がり深々と頭を下げた。
「いえ……気にしないでください」
と、詩織も照れながら軽く頭を下げる。
「ささっ、ここはタバコの煙で臭くていかん。あちらへ参りましょう」
浅倉氏は詩織の背に腕をまわし、ベッドルームの方へ視線をやり歩き出した。
以外だった……。
俺は詩織が帰り支度で戻って来ると思っていたし、自信があった。
まあとにかく、下着姿で戻って来たという事は、これから浅倉氏とセックスをする意志があるに違いない。勃起してきたぞ。
二人の後を追い、俺もベッドルームへと向かった。
この部屋のベッドルームはソファーのある部屋からは見えない。
壁を隔てた隣の空間にあるのだが、入口手前に三段の階段があり、ドアを開けると巨大なダブルベッドが一つと、ソファー・テーブル・冷蔵庫や食器棚が窪んだ空間に配置してある。
まったく、どんだけバブリーなんだか。
浅倉氏は歩きながら詩織のバスローブを脱がし、ベッド脇にポイッと捨てた。
たちまち黒地に白で装飾されたブラとTバック俺の目に飛び込んできた。
さらに、詩織の脚線美を強調する漆黒のガーターストッキングは、これから始まる妖艷なセックスを予感させてくれた。
「わぁーっ、すごいベッド」
詩織は浅倉氏の元から離れ、ベットの上を四つん這いでTバックを食い込ませながら徘徊した。
「おいおい……丸見えだぞ」
俺は詩織にそう声をかけながらベット横のソファーに素早く座った。
勃起したぺニスでテントを張った股間を二人に見られたくなかったからだ。
詩織は笑いながら、細い手で小尻を覆い、ベットの上で脚を崩した。
また俺は風呂へ行かなきゃ駄目なのだろうか?
しかし浅倉氏は特に指示をしてこない。