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寝とらせ白書①/妻が他人に抱かれる時
第8章 ベッドイン



「実はね奥様、今ご主人が奥様の事が大好きでたまらないという話をしていたんですよ」

浅倉氏はペラペラと喋りながらバスローブを脱ぎ、再び生まれたての姿で詩織の横にあぐらをかいて座った。


「えー、ホントですかぁ」

俺を見ながら冷やかす詩織の肩に浅倉氏は腕をまわし、枕元の照明スイッチを逆の手で押した。

明るかった部屋の照明は消えて、ベット脇にある蛍光スタンド二つだけが二人を照らす。

だが、先程までのソファーがある部屋よりは明るく感じた。


「本当ですよ奥様。先程も奥様にたいへん嫉妬を感じたそうです」



浅倉氏は詩織に語りかけながら、スイッチから離した手で漆黒のガーターストッキングに包まれた詩織の脚を撫でた。


「自分から言い出したくせにぃ」

詩織がまた俺を冷やかす。


「そうですよ。奥様、もっとご主人を嫉妬させてあげましょう」


詩織の耳元でそう囁きながら、浅倉氏は詩織の首筋に軽く舌を這わせた。

くすぐったそうに詩織は顔を傾け、笑いながら


「んっ……嫉妬してくれますかねぇ」


してるよ。


「しますとも。ご主人は正直なお人だもの」


耳元で囁いた後、今度は詩織の耳たぶをペロッと舐め、脚を撫でていた手を乳房の方へと上げていった。

詩織は笑ってはいるが、猫目の瞳を閉じ、身体を浅倉氏に託している。


「正直っていうか変態ですよぉ」

俺を冷やかす詩織の声が徐々に小さくなっていく。


浅倉氏は左手で詩織の肩を引き寄せ、右手を黒のブラの下から乳房へと潜らせ


「それは私の事ですかな?」

おどけながら詩織の乳房を揉んでいる。


「アハハ……ハ…アン」



こ、これもう始まってんの?


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