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寝とらせ白書①/妻が他人に抱かれる時
第9章 挿入
詩織は瞳を閉じ、乱れた呼吸で口元を拭う俺の手を握ってきた。
絶頂へと導いた浅倉氏に背をむけて。
これで悲願の1日は終わったな……。
乱れた詩織の髪を撫でながら、俺は哀愁の時を感じ、膨張しきっていたぺニスを収縮へと向かわせた。
「さ、詩織、浴室に行くよ」
「フーッ……」
深く息を吐き、俺の手を握りながら詩織はゆっくりと身体を起こした。
詩織も禁断の1日が終わったと思っているのであろう。
ふと浅倉氏に目をやると、力を出しきったのだろうか、 ソファーにグッタリと深く沈んでいた。
燃え尽きたのかいオッサン……ありがとよ。
俺は自分が着ていたバスローブを詩織に掛け、小さな肩を抱きながら浴室へと向かった。
「ご苦労様、綺麗だったよ」
「バカ」
浴室までの二人の会話はこれだけだったが、二人の間に気まずさみたいなものは無かった。
ただ、ひたすら詩織が愛しく感じ、早く二人きりになりたい……と思っていた。
シャワーの音を確認し、お茶でも持っていくかと浅倉氏の元へと向かう。
しかし、浴室から出ると既に浅倉氏はソファーの脇に立ち、飲みかけのお茶をグィッグィッグィッグィッ
と音を立て飲んでいた。