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碧の島
第6章 優しい人




直ぐにカウンターに置いたタッパーを持ってきて・・・。


「さっき・・・豚の角煮作ったんです(笑)厨房が広かったからせっかくだし何か作ってみようかなって・・・・」


ふたを開けて中を見せると・・・。


航さんは角煮をジーーっと見つめ・・・。


「美味そうッ(笑)俊也にッ????」


えっ???


あ、・・・


「イヤ、別に誰かにって言う訳ではないんですが・・・(笑)なんとなく・・・」


私がそう言うと航さんはニッコリっ笑って・・・・。


「一つ食べていい???(笑)お腹すいた!!!」


あ・・・(笑)


「うん(笑)今お皿に・・・・」


そう言うと・・航さんはニッコリ笑って・・・・。


「このままで良い(笑)」



そう言って一つ手に取って~・・・・パクッ・・・・


・・・・・・・・。


航さんはモゴモゴ・・・・。


そして私の顔を見て・・・。


「うっまっ!!!!!(笑)(笑)」


(笑)


あ・・・・。


「もしよかったらこれ持って行きますか???(笑)まだいっぱいあるの・・・別に自分に作ったとかでもないし・・・食べきれないし・・・・」


そう言って差し出すと・・・。


航さんはニッコリ笑って・・・。


「本当???(笑)女性の手作りなんて希子さんと島のお婆以外久々ッ!!!!」


そう言った・・・・。










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