この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
碧の島
第6章 優しい人
直ぐにカウンターに置いたタッパーを持ってきて・・・。
「さっき・・・豚の角煮作ったんです(笑)厨房が広かったからせっかくだし何か作ってみようかなって・・・・」
ふたを開けて中を見せると・・・。
航さんは角煮をジーーっと見つめ・・・。
「美味そうッ(笑)俊也にッ????」
えっ???
あ、・・・
「イヤ、別に誰かにって言う訳ではないんですが・・・(笑)なんとなく・・・」
私がそう言うと航さんはニッコリっ笑って・・・・。
「一つ食べていい???(笑)お腹すいた!!!」
あ・・・(笑)
「うん(笑)今お皿に・・・・」
そう言うと・・航さんはニッコリ笑って・・・・。
「このままで良い(笑)」
そう言って一つ手に取って~・・・・パクッ・・・・
・・・・・・・・。
航さんはモゴモゴ・・・・。
そして私の顔を見て・・・。
「うっまっ!!!!!(笑)(笑)」
(笑)
あ・・・・。
「もしよかったらこれ持って行きますか???(笑)まだいっぱいあるの・・・別に自分に作ったとかでもないし・・・食べきれないし・・・・」
そう言って差し出すと・・・。
航さんはニッコリ笑って・・・。
「本当???(笑)女性の手作りなんて希子さんと島のお婆以外久々ッ!!!!」
そう言った・・・・。