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碧の島
第6章 優しい人

美味しく煮込まれた豚の角煮・・・。
わぁ・・・。
我ながらおいしそう(笑)
お皿に盛ってジーーっとそれを眺めた・・・。
あ、・・・でも後で俊也さんがパスタを作ってくれるって言っていたし・・・あ、・・・お爺ちゃんに持って行こうかな。
それとも希子さん???
龍平さんは家が分からないし、あまり知らないのに持って行ったら迷惑かもしれないし。
タッパーに入れてカウンターに置くと・・・・。
コンコン・・・。
??????
テラスの方から窓を叩く音。
カウンターから顔を出し窓の方を見ると・・・・。
「入ってもいい???(笑)」
あ・・・(笑)
そこに立っていたのは航さん・・・。
「あ、・・・(笑)はい・・・」
もしかして俊也さんに聞いたのかな???
カウンターから出て言うと、航さんは開けっ放しの窓から中に入って来て・・・。
「テラスからは入れたから~・・・てか良い匂いがしたから覗いちゃった(笑)何か作ったの???」
あ・・・・。

