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碧の島
第1章 全てが変わった日
「あ~ッ!!!後10分くらいで着く!!!」
・・・・・・・。
うッ・・・・。
き・・・・。
気持ち・・・。
悪い・・・。
「取りあえず着いたら~、お爺のとこ行くから~・・・・・」
・・・・・お願い・・・・・。
「(笑)(笑)・・・あーーー、買って来た!買って来た!!!!」
お願いだから・・・・。
静かにして・・・・・。
耳を塞ぎチラッと横を見ると・・・・。
携帯片手に電話をする~・・・・。
ちょっと怖そうなお兄さん。
その人は私の方を見て・・・・。
「あーーー・・・一回電話切るわ!!もう着くから!!!」
うっ・・・・。
本気で・・・。
もうヤバいかも!!!!!
私は口を抑え・・・。
「すいません・・・ちょっと通して・・・・」
その怖そうな顔をしてる男の人を避けユラユラ揺れる船内を歩き・・・・・。
もうダメかも・・・・もう出ちゃうかもッ!!!!!!!!!
船のデッキの方に向かい柵に手を掛け・・・・。
出・・・・出そうッ!!!!!!!!
こみ上げてきたモノが・・・・。
もうそこまで来てる!!!!!
って時・・・・。
「おい、・・・大丈夫ッ?」