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碧の島
第2章 離島の可愛い店と素敵な家




東京で・・・あった出来事。


もう忘れたい。


でも家族の事は忘れたくない・・・・・・。



ギュッと体を抱き・・・顔を埋めた・・・・。



東京には・・・もう行きたくない。


産まれて・・ずっと暮らしてきたあの場所は・・・・。




もう無いの。


体を抱く手に力が入る・・・。


・・・・・・。


グルルルル・・・・。


あ・・・・。


お腹を触ると無情になるお腹。


こんな気持ちになっていてもお腹は空くんだよねー・・・。


何かあったかな。



部屋に戻って、スーツケースを開けると・・・・。


あ、あったあった。何かあったらと思って一応持って来たインスタント。



カップラーメンを手に取って~・・・。


キッチンに行くとやかんがあった。


新しいやつ???なんかスッゴイ綺麗だけど・・・。


やかんを手に取ると、・・・・・


380円。


??????(笑)


キクお爺ちゃん・・・買っておいてくれたんだ。


明日お礼に伺おう・・・・。



やかんにお水を入れて・・・ガスコンロに乗せ・・・。


火をかけた。






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