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碧の島
第16章 恵理ではなく・・・・
最初は親戚の家にとも皆に言われたが、そこでまた迷惑を掛けたら・・・。
正直皆私を怖がった。
私がいるとまたあんな事が起きるのではと・・・そう思われたのを直ぐに察したの。
長く勤めた会社も直ぐに辞めた。
皆に挨拶が出来なかったのが・・・残念だった・・・・。
刑事さんにも・・・。
安全な場所を確保するから、・・・そう言われたけど、自分が過ごす場所は自分で探したい・・・そう思ったの・・・・。
そしたら・・・。
菜々美がカフェにあったフリーペーパーを持ってきてくれて・・・・。
ここならって・・・。
それがこの・・・渡嘉敷島の・・・お爺の長屋。
警察にだけここの場所を伝え私は逃げる様にしてここに来たの。
怖かった・・・・。
誰かに狙われてる・・・もしかしたら私も殺されるかもって・・・・。
そして家族が一気に居なくなった・・・大好きな家族・・・・。
寂しかった・・・・。
寂しくて怖くて・・・・。
不安だったの・・・・。