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碧の島
第16章 恵理ではなく・・・・
桜side
航さんが操縦する船に乗り・・・島を離れた。
遠くに見える渡嘉敷島・・・・。
「恵理ちゃーーん・・・酔いそうになったら言ってね~(笑)」
航さんはタバコを吸いながらそう言った。
(笑)
「大丈夫、一応酔い止め飲んだから~・・・・(笑)」
持ってきたお水を飲みながら髪を抑えて言うと・・・航さんは笑って操縦席の方に来るよう手招きをしてきた。
私は揺れる船内を移動し・・・航さんの隣に・・・。
航さんは小さな椅子を出してくれて・・・。
「ここ座ってな(笑)」
(笑)
椅子に座り前を見ていると・・・・。
「恵理ちゃん~・・・俊也の事好き???」
・・・・・・ッ????//////////
唐突の質問にちょっと動揺!!!!!
・・・・・・・。
私はバックを抱え・・・・。
「好き・・・・」
いつからかは分からないけど・・・・俊也さんの傍に居たいって思った。
それは誰かに傍に居て欲しい・・・誰か・・・じゃなくて俊也さん。
ただ寂しいからじゃない。
頼りたいからじゃない・・・あ、頼りたいとか寂しいとかは・・・正直スッゴイあるけど・・・・。
俊也さんに頼りたい。