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碧の島
第26章 真実が明らかになった時
厨房に戻ると・・・桜はしゃがみ込み両手で自分の腕を抱え・・・・震えていた・・・・。
店から見えない事を確認し・・・・・。
後ろから抱きしめ・・・・。
「どうした・・・・」
そう言うと・・・
桜はもう・・・。
発作のように震えだし・・・・。
俺はそれを押さえつけるように抱きしめた・・・・・。
「桜・・・落ち着け・・・・どうしたんだ?・・・・大丈夫だから・・・・・」
ギュッと桜の手を前で包み込み・・・強く抱きしめると・・・・・・。
「誰かが・・・・私を探してる・・・・・・私をッ・・・・・・・」
・・・・・・・・・。
もしかして・・・・。
さっきの男・・・・。
「私殺されるかも・・・私ッ・・・・・・・」
・・・・・・・。
もう・・・ガタガタ大きく震える桜・・・・。
俺はまた抑え込むようにし・・・・・。
「大丈夫・・・俺が居るから・・・・ずっと俺が傍に居るから・・・・・・」