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碧の島
第26章 真実が明らかになった時
島の人間は・・・・。
手の平をひっくり返したように、店の前を通ると噂をするようにして店を眺め・・・・・。
俺等と目が合うと逃げるようにして走って行く・・・・。
希子さん達やお土産屋さんのオバちゃんは変わらなかったが・・・・・。
漁協のバカ漁師たちはもう・・・店には近寄らない。
人は・・・・。
残酷だなとつくづく感じた・・・・・。
その人の過去も何も知らないくせに噂だけが独り歩き・・・・。
ある事ない事話しはどんどん膨らみ・・・・事実とは異なる事が・・・・現実なのかと思わせる。
そして・・・。
軽く発したつもりだったその言葉は・・・・・。
人を残酷なまでに傷つける・・・・。
何で分からないんだ?
一人じゃ何もできないくせに、大勢でいい大人が・・・面白がって噂をする。