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碧の島
第29章 俺を信じろ




慌ててタクシーに乗り・・・・携帯で那覇からの飛行機を・・・・ってぇ・・・アイツ何処行く気かも分かんねぇし!!!!!


「今日はこのホテルから慌てて出てくるお客様が多いですねぇ~・・・・・(笑)」


って・・・タクシーの運転手さんが笑って言う・・・・。


「他にもこんな慌てて髪ボサボサのお客さんいました???(笑)」


俺は髪を一回直し帽子をかぶると・・・・。


運転手さんはゲタゲタ笑って・・・・。


「朝ね~・・・1時間くらい前かな???(笑)凄い可愛らしいお嬢さんが乗ってきてね・・・・」


え・・・・・・。


「髪がボサボサで・・・(笑)お化粧しても良いですか???ってー・・・わざわざ聞いてくる綺麗な子だったな~・・・・」


・・・・・・・。


俺は少し前のめりになり・・・・。



「あのぉ・・・その子って・・・何処行くとか言ってました????」


俺がそう言うと・・・・オジサンはニカッと笑って・・・・。



「北海道に行きたいけどやっぱり免許がないと厳しいですかね???って聞かれてね(笑)」


・・・・・・・・。


北海道・・・・・。



「私、むかーーし・・・札幌でも運転手をやっていたから(笑)札幌なら不便じゃないよッて・・・都会だしバスもあるしね・・・富良野とか観光地にも観光バスが出てるし不便はないよって言ったら・・・・」


言ったら?????



「北海道の飛行機とれるかなって・・・携帯を弄りだしたからね(笑)今から飛行機とるの???って聞いたらさ~・・・・」


聞いたら聞いたら?????(笑)・・・・ッて俺かなり・・・前のめり・・・・(笑)



「何か札幌行きの便は少ないから福岡経由で行く便が空いているかもって言ってたよ????(笑)」







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