この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
碧の島
第30章 一緒に居ようね♡
俺等が保安場入り口でモタモタ居ると・・・・・・
「あのぉ~・・・・」
????????
桜を抱えて顔を上げると・・・・・。
「もうそろそろお乗りになるはずの福岡行きがご案内が終了いたしますが・・・・(笑)」
あ・・・・・。
桜はまだ肩を震わせてヒックヒック・・・・・。
俺は桜の肩を撫で・・・・。
「分かりました(笑)・・・・またチケット取り直してきますので大丈夫です・・・・」
そう言うと係りの人はニッコリ笑って頷いた。
桜の肩を抱きその場を離れると・・・・・。
「お前北海道行きたかったの?」
端っこに行って聞いた・・・・・。
桜はまだ肩を大きく震わせ・・・・。
涙をぬぐいながら・・・・。
「・・・・ッ・・・・島に居るのがッ・・・・怖かったから・・・・・」
・・・・・・・。
「皆に嫌な目で見られて・・・避けられて・・・・ッ・・・・あの人に嗅ぎまわられて・・・・・」
・・・・・・・・。
「怖くて・・・耐えられなかった・・・・・」