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碧の島
第3章 自分の名前





彼女は綺麗な字で転入届を書き・・・。


私に転出証明と身分証を差し出した。


・・・・・・・。



「朝倉・・・恵理さん・・・」


私がそう言うと、彼女はニッコリ笑って・・・・。


「まだ慣れませんが・・・・宜しくお願いします・・・(笑)」






そうだろう・・・。



自分の名前に違和感を持ち・・なかなか慣れないって・・・・。


どんなに辛いだろう。


「畏まりました・・・。では書類は丁重に管理させていただきます・・・・当面は・・・・・・」


・・・・・・・・。



私がそこまで言うと・・・彼女はまた笑って・・・・。



「当面は・・・・朝倉恵理で・・・・(笑)」



(笑)



「はい・・・・(笑)」








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