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ネコの拾い方…
第4章 それは幻だったから…



自分の事は棚上げして僕に説教する遼…。

そのお陰…、という訳でもないが遼が押し掛けて来るようになってからは僕の遊びが終結する。


「遊びを止めたのか?」

「先輩が帰った後の後片付けは僕がやる羽目になるからね。片付けた後は面倒臭くて遊びに行く気にもならなかった。」


遼は半端なく散らかして料理する料理人だった。

そうやって僕は遼に振り回されながら大学で優等生の顔だけを貫く僕だけになる。


「天才とは、どんな時間を過ごした?」


昌弘が聞いて来る。


「学校の話ばかりしていた。後は医療について…。」


遼が目指したのは脳外科医…。

包丁さばきが得意な遼は脳外科医として、どこまで人の脳にメスを入れる事が可能かを研究する。

もっぱら僕と遼はその研究内容の事を話し合う。

人の脳は未知の領域…。

現代医学では表面の手術は可能だが、脳の深部に対する手術は危険だという判断で避けられてる。


「その深部まで手術が出来れば脳内出血による麻痺などの症状を無くせるようになる。」


そんな外科医になりたいと遼は言う。

その説明に昌弘は眉を顰めて僕を見る。


「飯を食いながら、脳みそを手術する話とか普通にするか?」

「真っ当な医学の話だよ。」

「藤原の当主が代々、医学部に行くのはその為か…。」


そう…。

イかせ屋の感覚は医師が持つ感覚と似てる。

依頼人に余計な感情移入をせず、依頼人を治療する感覚で身体の性感帯を施術するのが仕事である。

僕の女遊びも、その感覚が強かった。

女の名前すら覚えず、女の身体に存在する性感帯だけを覚える。

僕のテクニックに溺れた女が熱を上げて僕に恋人としての付き合いを迫れば、即座に女を捨てる。


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