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ネコの拾い方…
第4章 それは幻だったから…
「お前が何処へ行こうと…、俺はお前が帰って来ると信じて待っててやるよ。」
僕の顔を撫でて昌弘が約束する。
僕の腰を引き寄せて、ゆっくりとベッドに寝かせる。
僕の身体に重ねて昌弘が被さる。
暖かい…。
この温もりが好きで堪らない。
「愛してる…。」
僕の首筋にキスをする昌弘が呟く。
指と指を絡めて手を握る。
もう片方の昌弘の手が僕の脇腹を撫でていく。
まるで女を抱くように昌弘はゆっくりと僕の身体を愛撫する。
「っは…。」
昌弘の触れた部分が熱を帯び、吐息を吐く。
「やべ…、久しぶりに興奮する。」
変な事を昌弘が口走る。
「何がっ!?」
「普段、触らせてくれない清太郎がそういう可愛い顔を見せてくれるとやっぱり嬉しいんだよ。」
さっきまで萎えてたくせに、いきり勃つ昌弘のペニスが僕の太股に突き刺さる。
「可愛いとか言うな…。」
「可愛いよ。可愛くて堪んねえから、どれだけ我儘なネコでも飼い主がやれる。」
そう囁く昌弘が僕の耳を喰む。
「…んっ。」
「ほんと、清太郎って敏感…、だから触られるのが嫌いなんだろ。」
僕のつまらないプライドを昌弘が笑う。
「そういう事を言うなら触らせない…。」
「乳首立てて強がるな。」
昌弘の指先が僕の乳首に触れる。
「はぁっ…。」
女みたいに悦がり、喘ぐ。
カッコ悪いとか思うのに、昌弘の指先に抗えない。
首筋をつたって下りる昌弘の唇が指先で弄ぶ乳首と反対側の乳首に口付けする。
「やぁ…、くはぁん…。」
乳首を吸われ、悶えて腰を浮かせれば昌弘の手が腰を撫でて僕の尻へと移動する。