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アリョーナの旅路
第3章 アリョーナの旅路・最終章
アタシとタメルランは、バイト休みのあいまを利用しまして、ミラノ市内にある家具屋さんやブライダルショップに足を運びまして、結婚準備をしていました。

どんな結婚式をあげようか?

新居には、こんな家具があったらいいのにねとか、ふたりで楽しくおしゃべりをしながら再婚に向けての準備を進めていました。

タメルランは、アタシと再会をしてから表情も豊かになりまして、気持ちにゆとりが持てるようになりました。

アタシとタメルランは、再婚後の生活のことなどを話し合いをしまして、ふたりの生活の拠点を地中海に浮かぶマルタ島のヴァレッタ市へ移すことを決めました。

年が明けまして、2031年1月7日のことでありました。

アタシとタメルランは、再婚後の暮らしの準備のためにミラノとマルタ島を往復しまして、本格的に新生活へ向けての準備を進めていました。

再婚後は、共稼ぎをしまして生計を立てて行くことにしますので、バイトを探すことにも力を入れていました。

タメルランは、ヴァレッタ市内にある木工所に再就職をすることが決まりました。

アタシは、ココパッツオ(シーフードレストラン)のチュウボウにて皿洗いの仕事とフェニシアホテルマルタでアメニティの仕事をかけもちですることが決まりましたので、ふたりの落ち着く先は出来上がりつつありました。

新居も、ヴァレッタ市内にある小さなアパートに決まりました。

マルタで生活を始める日を、現地の祝日であります3月31日の自由の日の前日までに始めることを決めまして、遅くても7日前までには準備を完了させることにしました。
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