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ラブ・アンド・セックス
第3章 石原夫妻の艶技
「どうしようか」

その夜、ベッドに入ると、麻衣が身体を寄せてきた。

「何が?」

「ピルのこと」

「イヤなの?」

「そうじゃないの。私、ついこの間、生理が終わったばかりで……」

麻衣が言うには、ネットで調べたところ、ピルは生理が始まった頃に飲まないと効果がないらしい。今から処方してもらっても、もう遅いということだった。

「ちょっと危ないけど、麻衣がよければ、外に出そうか。前に屋上でしたときのように」

「私もそれしかないと思ってた。それでいいかな?」

「いいと思うよ。明日、オレから先生に言ってみるよ」

「ありがとう。そうしてもらえると助かるわ」

麻衣がオレの頬にキスをした。

「オレからも相談があるんだけど」

「なに?」

「今日、最初、大きくならなかっただろう。本番でも、そうなるかも知れない。その時は、オレのことを助けて欲しいんだ」

「夏希さんがしたみたいに?」

「うん」

麻衣が、そういう行為をするのもされるのも、あまり好きではないことはわかっている。もしかしたら嫌がるかも知れない。しかし、そんな心配は不要だった。

「わかったわ」

「いいの?」

「夏希さんを見ながら、私も、ああすればよかったんだ、と思っていたの。むしろ私の方からお願いします。今度、ああなったら、私に翔平くんの手助けをさせてください」

「麻衣!」

オレは、麻衣を抱きしめた。
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