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夏
第1章 序章
「朝倉、柳川、お喋りなら廊下でやってこい」
「うぃーっす、サーセン」
柳川の返事に周りはくすくすと笑う。
数学教師はやれやれというふうに首を振り、再び黒板にチョークを走らせる。
「啓太、あまりふざけると呼び出しくらうぜ?」
「大丈夫だっての。DQNよりは数倍マシだろ」
「そういう問題か?」
とまあそんなこんなで放課後、2人は近くの駄菓子屋に寄るために身支度していた。
柳川は眼鏡を掛けた如何にも真面目君な男に声をかける。
「康市! アイス買いに行かねぇか?」
「すみません。これから塾なので。では」
そそくさと出ていく絵に描いたかのようなガリ勉『向井 康市』
「ったく相変わらず勉強大好きな奴だなあいつは」
「まあいいさ。行こうぜ?」
「うぃーっす、サーセン」
柳川の返事に周りはくすくすと笑う。
数学教師はやれやれというふうに首を振り、再び黒板にチョークを走らせる。
「啓太、あまりふざけると呼び出しくらうぜ?」
「大丈夫だっての。DQNよりは数倍マシだろ」
「そういう問題か?」
とまあそんなこんなで放課後、2人は近くの駄菓子屋に寄るために身支度していた。
柳川は眼鏡を掛けた如何にも真面目君な男に声をかける。
「康市! アイス買いに行かねぇか?」
「すみません。これから塾なので。では」
そそくさと出ていく絵に描いたかのようなガリ勉『向井 康市』
「ったく相変わらず勉強大好きな奴だなあいつは」
「まあいいさ。行こうぜ?」