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黄昏異変 肉欲の奈落
第2章 取締役経理部長  ユカリ
 第二ラウンドはベッドを降りて後ろから立ったまま繋がった。
 浩二は背後から手を回すとユカリの乳房を両手に握った。
 中指と人差し指の間から乳首が飛び出している。

 「さあ、鏡の前に行こう」

 指の間に挟まった乳首をコリコリさせながら歩き始めた。

 「ウウ、感じて足が・・・、体の栓が抜かれたようで、足に力が入らない。だめよ、イー、乳首いじるの待って」
 「待てないよ」

 浩二は意地悪に乳首をコリコリし続けた。
 何とか歩こうとするが、ユカリの両膝が閉じてもじもじしてなかなか歩けない。
 膣が絞まり、浩二の肉竿を膣壁が締め上げる。
 思わず、浩二はそれに応えて腰を送る。

 「待って」

 ユカリは仰け反って堪えた。
 繋がった二人の姿が鏡に写る。
 鏡に写るその二人の姿を見ながら、ユカリは淫らという言葉の本当の意味を知った。
 オスとメスのそれは正真正銘の交尾する姿だ。

 (ああメスになる、これがメスになったわたし、発情しているわたし)

 その恥辱の向うにしか性の喜びはない。
 ユカリの頬を涙が濡らした。

 それは女になった悦びの涙・・。
 あるいは性を封印してきた過去との惜別の涙・・。

 ユカリが化粧台に手を突いて上体を支えると、浩二は乳房から手を離してユカリの背中を撫でた。

 「凄いなあ。弾力のある筋肉と柔肌。アスリートの感触だ」

 尻から腰の辺りを撫でられたユカリは快感に悶えた。

 「ア、アヒー」

 再び浩二の手が垂れた下がった乳房を再び包んだ。
 乳房を包んだ手がまるで乳搾りをするように乳房を揉んだ。
 淫らな言葉がユカリの口をつく。
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