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第3章 恐怖の熟女同時多発エロ攻撃

　「しかし、相手は人間だ。ペットや仕事の話じゃない。そう簡単に行きますかねえ」
　「ユカリはともかく、早苗さんをどう説得するか。それが問題だ」

　慶太の酔いも醒める。

　「ここは社長に奮闘をお願いするしかない。あなたが早苗さんの心をつかめば万事目出度し目出度し・・・」
　「出来ますかねえ・・・・」

　その時、浩二は大切なことを思い出した。

　「光村さん、もう一つ秘密がある」
　「秘密」
　「早苗さんはマゾ」
　「マゾ・・。あのサドマゾのマゾか。望むところだよ」
　「そ、そうなの・・・。じゃあ、うってつけだ」

　考えてみれば、慶太は大男。
　生まれながらにして「Ｓ」のような男だ。

　「しかし、相手の顔を見ていきなりサドマゾの話もないでしょう」
　「たしかに、相手は女医さん。プライドもある」

　再び二人の話はこう着状態に。
　まさに『言うは易し、行うは難し』。
　やり手社長の慶太にも、幸運続きの浩二にも、起死回生の妙案はなかなか浮かばない。
　すると慶太がさじを投げたようにポツリと一言。

　「温泉にでも行きますか」
　「温泉・・、行きたいネエ」　
　
　「温泉ってなに」

　その時、背後から女性の声が。

　酔った二人が振り返ると、そこにはユカリと早苗。

　「聞いてたの」

　恐る恐る浩二が質問する。

　「何を」

　早苗が小首を傾げた。

　「二人の作戦会議」
　「何の作戦なの」