この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
黄昏異変 肉欲の奈落
第3章 恐怖の熟女同時多発エロ攻撃
昨夜の礼に浩二が頭を下げようとすると、慶太が遮った。
「乾さん、お礼をするのは私です。頭をお上げください」
「エっ、あなたが僕にお礼・・・? 何を言ってるんですか。僕はあなたにお礼されるようなことは何もしていない」
「じつは・・」
慶太は昨夜の海岸での出来事を浩二に報告した。
「そういうわけです。きょうは私のおごり。さあ、乾さん一杯」
「光村さん。では遠慮なく」
「『さん』はやめて下さい。あなたの方が年上です」
二人はジョッキを軽く当ててから口に運んだ。
「あの相模の海か・・・」
「ご存知で」
「海葬には、私もお供を」
「それは知らなかった」
「じつを言えば早苗さんからの最初の告白を聞いたのもあの浜辺。そのときは半信半疑でしたがね」
「とすると、早苗さんにとっては二重の意味で思い出深い場所か・・・。ところで、乾さん、あなた、早苗さんのお母さんとも出来ていたとか」
「それは誤解だ。幸子さんは単なる犬友。それ以上ではない」
「しかし、早苗さんが、母からあなたを奪ったと」
「そんなことを・・・」
しばらく考えていた浩二はテーブルに肘を突き、慶太の耳元に口を寄せ、語り出した。
「昨日、あなたの小耳に入れたと思いますが、早苗さんはマゾ」
慶太が頷いた。
「じつは早苗さんが自分の性癖をマゾだと知ったのは、母幸子さんの遺品を見て」
「遺品・・」
「その遺品の一つに、幸子さんの日記がありました」
「日記・・」
「日記の最後に、僕のことが記されていた」
「何と・・・」
「心が騒ぐとか蕩(とろ)けるとか、ただそれだけ。だから、あくまでも心の中の存在。僕と幸子さんが出来てたなんて、まったくの誤解だ」
「ではなぜ、早苗さんは僕にあんなことを言ったんでしょうか」
「そこだよ・・・」
二人は、ジョッキを傾けた。
「乾さん、お礼をするのは私です。頭をお上げください」
「エっ、あなたが僕にお礼・・・? 何を言ってるんですか。僕はあなたにお礼されるようなことは何もしていない」
「じつは・・」
慶太は昨夜の海岸での出来事を浩二に報告した。
「そういうわけです。きょうは私のおごり。さあ、乾さん一杯」
「光村さん。では遠慮なく」
「『さん』はやめて下さい。あなたの方が年上です」
二人はジョッキを軽く当ててから口に運んだ。
「あの相模の海か・・・」
「ご存知で」
「海葬には、私もお供を」
「それは知らなかった」
「じつを言えば早苗さんからの最初の告白を聞いたのもあの浜辺。そのときは半信半疑でしたがね」
「とすると、早苗さんにとっては二重の意味で思い出深い場所か・・・。ところで、乾さん、あなた、早苗さんのお母さんとも出来ていたとか」
「それは誤解だ。幸子さんは単なる犬友。それ以上ではない」
「しかし、早苗さんが、母からあなたを奪ったと」
「そんなことを・・・」
しばらく考えていた浩二はテーブルに肘を突き、慶太の耳元に口を寄せ、語り出した。
「昨日、あなたの小耳に入れたと思いますが、早苗さんはマゾ」
慶太が頷いた。
「じつは早苗さんが自分の性癖をマゾだと知ったのは、母幸子さんの遺品を見て」
「遺品・・」
「その遺品の一つに、幸子さんの日記がありました」
「日記・・」
「日記の最後に、僕のことが記されていた」
「何と・・・」
「心が騒ぐとか蕩(とろ)けるとか、ただそれだけ。だから、あくまでも心の中の存在。僕と幸子さんが出来てたなんて、まったくの誤解だ」
「ではなぜ、早苗さんは僕にあんなことを言ったんでしょうか」
「そこだよ・・・」
二人は、ジョッキを傾けた。