この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
黄昏異変 肉欲の奈落
第2章 取締役経理部長 ユカリ
「ファーストネームがすらっと出てくる関係ね。父親代わりがいつの間にか男と女」
「雨宮さん、もう酔ったの」
そう言う浩二の方がよほど酔っていた。
「わたしもファーストネームで呼んで欲しいわ」
「絡むなあ。雨宮さん」
とか何とか言いつつも、浩二は男心をくすぐられて上機嫌。
ジョッキに残っていたビールをグーッと飲み干した。
「ユカリさんでいいの。お安い御用」
ユカリの甘い言葉についつい飲みすぎて、あれやこれやと、あることないこと喋ってしまった。
「・・・・・それから、どうしたの」
「それから、それからって、どこまで話したかなあ・・・ヒック」
浩二はもうロレツが回らないほど酔っていた。
「早苗さんのお宅にお邪魔したんでしょう、海葬の後」
「エッそんなことまで話しました・・・・。ずるいよユカリさん。僕の身辺調査したりして。個人情報保護法違反だよ」
(まずい)
浩二は逆襲に出た。
「ところでユカリさんはOLでしたっけ・・・」
「ええ。経理です」
「趣味は・・・」
「フフフ、月並みな質問に逃げましたわネ。趣味と言えば、お料理。一人暮らしであまりしませんけど・・・。それから、健康のために水泳を週二回やっています」
一人暮らしか・・・、と思ったが、そこには触れず・・・。
「雨宮さん、もう酔ったの」
そう言う浩二の方がよほど酔っていた。
「わたしもファーストネームで呼んで欲しいわ」
「絡むなあ。雨宮さん」
とか何とか言いつつも、浩二は男心をくすぐられて上機嫌。
ジョッキに残っていたビールをグーッと飲み干した。
「ユカリさんでいいの。お安い御用」
ユカリの甘い言葉についつい飲みすぎて、あれやこれやと、あることないこと喋ってしまった。
「・・・・・それから、どうしたの」
「それから、それからって、どこまで話したかなあ・・・ヒック」
浩二はもうロレツが回らないほど酔っていた。
「早苗さんのお宅にお邪魔したんでしょう、海葬の後」
「エッそんなことまで話しました・・・・。ずるいよユカリさん。僕の身辺調査したりして。個人情報保護法違反だよ」
(まずい)
浩二は逆襲に出た。
「ところでユカリさんはOLでしたっけ・・・」
「ええ。経理です」
「趣味は・・・」
「フフフ、月並みな質問に逃げましたわネ。趣味と言えば、お料理。一人暮らしであまりしませんけど・・・。それから、健康のために水泳を週二回やっています」
一人暮らしか・・・、と思ったが、そこには触れず・・・。