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黄昏異変 肉欲の奈落
第2章 取締役経理部長 ユカリ
ユカリはようやく寝室のドアを開けた。
「浩二さんごめんなさい・・・。どこに隠れたの」
「ユカリさん、ここだ。助けてくれー」
「エー、どうなさったの」
「足が痺れて、動けないんだ」
ユカリがクローゼットを開けると、浩二が転がり出てきた。
「ああああ、足が痺れる」
ユカリは転がり出た浩二を抱きかかえるようにしてベッドに引っ張り上げようとした。
「重いのね、浩二さん」
浩二も必死でユカリの体に抱きついた。
二人の胸と胸が触れた。
スリムだと思っていたユカリの胸のふくらみは意外にも・・・。
一瞬戸惑ったが、今は二人ともそれどころではない。
足が電気に感電したようにビリビリと痺れて、まるで感覚がないのだ。
「ユカリさん、君が2、3分というから・・ 」
「ごめんなさい。思いのほかてこずって」
「いったい誰が来たの」
ユカリはかいつまんで事情を説明した。
「君も大変だねえ。しかし、お母さんの気持も分かるよ」
「ああ驚いた。間違いなく綾乃さんに気づかれたヮ」
「気づかれた・・・・」
「運が悪かったの。丁度あの時洗濯が終って・・・。それに、女の勘は鋭いから」
「それで、寝室のドアまで開けたのか」
だが、ユカリは意外とさばさばした顔をしている。
「気づかれて正解ね。私に彼氏がいると知ったらお義姉さんも肩の荷が下りる」
「そうか」
二人は顔を見合わせて笑った。
「浩二さんごめんなさい・・・。どこに隠れたの」
「ユカリさん、ここだ。助けてくれー」
「エー、どうなさったの」
「足が痺れて、動けないんだ」
ユカリがクローゼットを開けると、浩二が転がり出てきた。
「ああああ、足が痺れる」
ユカリは転がり出た浩二を抱きかかえるようにしてベッドに引っ張り上げようとした。
「重いのね、浩二さん」
浩二も必死でユカリの体に抱きついた。
二人の胸と胸が触れた。
スリムだと思っていたユカリの胸のふくらみは意外にも・・・。
一瞬戸惑ったが、今は二人ともそれどころではない。
足が電気に感電したようにビリビリと痺れて、まるで感覚がないのだ。
「ユカリさん、君が2、3分というから・・ 」
「ごめんなさい。思いのほかてこずって」
「いったい誰が来たの」
ユカリはかいつまんで事情を説明した。
「君も大変だねえ。しかし、お母さんの気持も分かるよ」
「ああ驚いた。間違いなく綾乃さんに気づかれたヮ」
「気づかれた・・・・」
「運が悪かったの。丁度あの時洗濯が終って・・・。それに、女の勘は鋭いから」
「それで、寝室のドアまで開けたのか」
だが、ユカリは意外とさばさばした顔をしている。
「気づかれて正解ね。私に彼氏がいると知ったらお義姉さんも肩の荷が下りる」
「そうか」
二人は顔を見合わせて笑った。