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黄昏異変 肉欲の奈落
第2章 取締役経理部長  ユカリ
 ユカリは顔を仰け反らせて、声の漏れた口を右手で覆った。
 浩二はもう一方の肩ヒモも外して二つの乳房を丸出しにした。

 胸元が肌蹴(はだけ)、飛び出したユカリの二つの乳房が揺れた。

 (こんな姿を・・)

 ユカリを恐怖が襲う。
 しかし、その恐怖心を感じる暇も与えぬ浩二の乱暴な振る舞いの前に、ユカリは乳房を浩二のなすがままに任せた。

 静寂の支配する二人だけのビルの密室。
 乳首を舐め回す淫らな音だけがユカリの耳に聞こえていた。

 まるで何かに取り憑かれたように浩二をさらなる衝動が襲う。

 「ユカリ」

 肩をつかんだ浩二の手がユカリの体をクルッと半回転して壁に向けた。

 「何するの・・・」

 「壁に手を突いて」

 言われるままにユカリは浩二に背を向け、更衣室の白い壁に手を突いた。
 浩二は、ユカリのロングスカートの裾を手に持って捲り上げた。
 露(あらわ)になったユカリの張りのある見事な臀部。
 薄く、臀部を覆うパンストの下に、黒いTバックシューツがくっきりと透けて見え、シューツは二つの尻たぶの割れ目に食い込んでいた。

 抑えがたい衝動が、次から次へと浩二に襲い掛かる。
 浩二はパンストとシューツを一気に引きずりおろした。
 ユカリの真っ白な二つの尻たぶがむき出しにされた。

 「ダメよ」

 怯えたようにユカリが振り返った。

 「声を出すな」

 浩二は鋭い声でユカリの拒絶を抑え込んだ。

 「ウウウ」
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