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とし子の悲劇
第3章 とし子の悲劇・第3部
「ひろかずさん、ひろかずさんが24年間工場と家庭の往復だけの暮らしで、高校にも行けずに、運転免許も資格も取らずに、結婚したくても出会いのチャンスが来ないままで会社のために働いてきたことを思うと、そろそろ何とかしてあげたいと思っているのだよ。」
「しほのわがままが原因で、オレは何もかもをがまんさせられたのだ!!何もかもをお兄ちゃんなのだからがまんしなさいって…そう言われてきたのですよ!!」

義弟は、すねた声でこう言ってからひと間隔を空けてから入江さんにこう言いました。

「結婚をしたくても、入江さんが10年早い10年早いと言い続けていたでしょ!!そんなことばかりが続いていたから、オレは婚期を逃したのだよ!!どうしてくれるのだよ!?40が近いのだぞオレは!!」
「ひろかずさんが結婚をしたいと言った時に、10年早いと言って止めたのは悪気はなかったのだよ…30歳過ぎてからでも遅くはないのではないかと思って…あの時は、収入が上がるようにと思って、工場での仕事をたくさん覚えてほしかったから…」
「だから止めたと言うのかよ!?みんなが好きなコと恋をして、結婚が決まっている中で、オレだけはダメだと言ったのは入江さんだろ!!」
「ひろかずさんの結婚のことについては、ご両親も心配なされているのだよ…ひろかずさんにお嫁さんが来る日はいつなのだろうかと…」
「だったら、お見合いさせろよ!!お見合いの世話をしてくれよ!!」
「だから、何とかしてあげると言っているのだから…そんなに怒らないでよぉ…」

入江さんは、ひと間隔空けてから義弟にこう言いました。
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