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とし子の悲劇
第3章 とし子の悲劇・第3部
「ひろかずさん、今年に入ってからうちの会社も海外からの受注が増えてね、売り上げも少しだけど伸びてきたのだよ…そう言うことで、従業員さん全員にごほうびをあげようかと…」

義弟は、冷めた声で入江さんにこう言いました。

「また始まったよ…またあんたはそうやって従業員さんたちにウソをついているのだろ…絵に書いたもちみたいな話なんかするなよ!!」
「ひろかずさん、ひろかずさんはごほうびはいらないのか?」
「だからごほうびごほうびと言うけれど、何なのだよ!?手当てを出すとか言っておきながら1円も手当てを出さなかったじゃないか…今ごろになってごほうびだなんて大きくズレているよ!!」
「ひろかずさんが工場に入りたての時は、イラクで戦争が発生した上に世界経済が不安定になっていたし、バブルが崩壊した時期で工場の受注が大きく落ち込んでいたのだよ!!今は工場の受注も増えたから、少し上向きになってきたから…」
「あんたね、世界情勢がどーのこーのと言うていいわけばかりを言うなよ!!ケイヒセツヤクと言っておいて、従業員さんたちにコソコソコソコソコソコソと政治家や経済団体のエライさんや香川県の県議会の議員さんたちやヤーサンの親分と昼の昼間からゴルフ三昧にコンパニオンのねーちゃんを侍(はべ)らせたりしてドーラク三昧をして、従業員さんたちのお給料を食い物にしておいて何がごほうびだよ!!オドレはどこのどこまでボケなんだか(ブツブツ)…」
「私のことをそんなに悪く言うのかね!?それじゃあ、会社から金一封が出たとして、みんなに金一封が与えられるのにひろかずさんは金一封もいらないと言うわけなのだね。」
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