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とし子の悲劇
第3章 とし子の悲劇・第3部
「ああ!!情けない…せっかく24年かけて仕事を1から教えて、一人前の工夫になれるようにと育ててあげたのに…車を盗んで、脱法ハーブを使って、暴走運転して…刃物を振り回して…従業員さんたちを傷つけて…工場長さんにナイフで一撃で死なせて…情けないわ!!ひろかずさんは…わしの恩をアダで本当に返しやがった…」

義父は、ひどくうろたえていました。

義母は、義父にこう言いまして、激しくなじりました。

「あなた!!ひろかずがこうなったのはあんたがいけないのよ!!しほを甘やかすだけ甘やかして!!ひろかずの貯金は全部しほのわがままのために使われたのよ!!しほの高校の授業料も入学金も…みーんなひろかずにがまんをさせた上で…あんた!!ひとの話を聞きなさいよ!!」
「何だと!?たったひとりの娘に何てことを言うのだ!?」
「あんたがしほのことを甘やかすだけ甘やかしたから…しほがレイプされて亡くなったのよ!!何がたったひとりの娘なのよ!!」
「だまれ!!オドレこそとしこさんを追い出したくせに何を言っているのだ!?」
「だまれはあんたよ!!」

義父母は、激しい口調でののしりあいをしていました。

その時でありました。

義母が、左の胸を押さえて倒れてしまいました。

「どうしたのだ…おい…どうしたのだよ…しっかりしろ!!」

義母は、ドクターヘリで三木町にある大学病院に救急搬送されましたが、病院に着く数分前に心不全で亡くなりました。
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