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第1章 とし子の悲劇

「武方さん!!あんたね!!アタシの言うことに次から次へと矢継ぎ早に反論ばかりしてきて…都合が悪くなったら、分かっているよぉ…だけどね…と口ごもった声でアタシに次から次へと…あんたね!!アタシの気持ちを逆なでにしておいて、あやまらないなんて…どういうコンタンなのかしら!?アタシはね!!もうあななクソッタレの家とは離縁をすると言ったら離縁をするするのよ!!アタシはね!!イライラが頂点に来ているのよ!!武方さん!!」
「としこさん、お願いです…落ち着いて落ち着いて…この通り…」
「あんたね!!アタシはね!!武方さんのことで思い切りキレているのよ!!分かっているの!?これ以上アタシにアレコレと強要し続けるようであれば、アタシの知人の知人の男に頼んであんた方の会社をダンプカーでめちゃくちゃにつぶすから…覚悟しときなさいよ!!」

アタシは、近くにありました散水用のホースを手に取りまして、ごみ箱のおかれていた場所にたまっていた泥を洗い流していました。