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とし子の悲劇
第1章 とし子の悲劇

「桂一郎さんの親御さんとどういうつながりがあるのかって…私はね、桂一郎さんのお父さまとは高校の時の柔道部の同じ部員で、同じカマのメシを食べた仲間で親友だったのだよ!!私が運送会社のセンター長になったら、息子さんを就職させてほしいとお父さまから頼まれたのだよ!!20年間お給料が安いのをがまんして働いてきたのだからごほうびを与えるといよんじゃが!!ごほうびと言うのは!!今の手取りのお給料を1割上乗せする分をお手当てにして、ほかにもたくさんごほうびをつけてあげると言っているのだよ!!それはね!!うちの会社の従業員さん全員のごほうびなのだよ!!未婚の従業員さんにはコンカツイベントが充実している愛媛県の結婚支援センターのイベントの参加の申し込みができるようにしてあげるし…待遇面がよくなるのだよ!!」
「あんた、夏の暑さで頭がいかれとんとちゃうで…あんたは従業員さんたちにそななギャクタイを加えておいて、急にごほうびだなんて…経営力のないナマクラが絵に書いたもちみたいなこといよるけん従業員さんたちから反発を受けるのだよ!!」
武方さんは桂一郎さんの言葉を聞いてカチンと来たので、桂一郎さんに怒鳴りつけました。
「あんた、夏の暑さで頭がいかれとんとちゃうで…あんたは従業員さんたちにそななギャクタイを加えておいて、急にごほうびだなんて…経営力のないナマクラが絵に書いたもちみたいなこといよるけん従業員さんたちから反発を受けるのだよ!!」
武方さんは桂一郎さんの言葉を聞いてカチンと来たので、桂一郎さんに怒鳴りつけました。

