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とし子の悲劇
第1章 とし子の悲劇
アタシはこの時、丹原に行った時に禎二さんの奥さまがレイプされて亡くなった事件のことをまた思い出してしまったので、心臓がドキドキしていました。

桂一郎さんは、酔った表情でアタシにこう言いました。

「どうしたの?」
「どうしたのじゃないわよ…どうして急にレイプシーンなんか見せるのよ…アタシね…心臓がドキドキしてきたのよ…桂一郎さん…」

しかし、桂一郎さんは平然とした表情で柿の種をつまんでボリボリと音を立てて食べていました。

(ジリリリン…ジリリリン…ジリリリン)

この時、うぐいす色のプッシュホンが鳴っていましたので、アタシは電話に出てみました。

電話は武方さんからでありましたので、アタシはにこやかに応対をしました。

「はいもしもし…あっ、武方さんでございますね…桂一郎さんがいつもお世話になっています。」

アタシはこの時、電話口の武方さんに『桂一郎さんに電話を代わりましょうか?』と言いましてから桂一郎さんに電話がかかっているよと桂一郎さんに優しく言いました。

「桂一郎さん、武方さんから電話よ。」
「何だよぉ…オレは眠いのだよぉ…」
「武方さんが桂一郎さんのことを心配して電話して来て下さったのに…武方さんはね、未婚の男性の従業員さんと新居浜の信金の女性の職員さん20人でね…おんまくお見合いのイベントがあるのに、どうして来ないのか心配しているのよ…せっかくお膳立てを作ってくれたのに…」

(ドカドカドか…バターン…ガチャーン!!)

桂一郎さんは、ものすごく怒りまして電話台ごと電話をけとばしてしまいました。

「桂一郎さん!!どうして電話に八つ当たりをするのよ!!武方さんが桂一郎さんが行事ごとに来ていないのを心配して電話して下さったのに、どうしてそんなひどいことを…」
「ほっといてくれよ!!」

桂一郎さんはアタシにこう言い放った後、千鳥足で外へ飛び出して行きました。

一体、桂一郎さんは何が気に入らなかったのでしょうか?

武方さんが提案しましたごほうびがそんなに気に入らないと言うのでしょうか?

アタシには…

よく分からない…
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