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とし子の悲劇
第1章 とし子の悲劇

「武方さん…あんたね、今日のいまごろまでの間に何人の従業員さんをやめさせたと思ってはるのかしら…最初はたくさんいた従業員さんが、武方さんが会社を継いだとたんに従業員さんが次から次へとやめて行くばかりじゃないのよ…お給料をけずるだけけずって、経費節約だと言うておいてと従業員さんたちに痛みを押し付けて、あんたは愛媛県や国の偉いさんと平日ゴルフやコンパニオンさんを買ったりするおカネに使っていたのでしょ…極度の人手不足におちいったらピーピーピーピー泣きわめいて助けてくれ助けてくれ…どうしようもなくなったら知人の男にヤーサン紹介してくれと頼む…あんたはどこのどこまで極悪非道な男なのかしらね…あんたの能なしが原因で配送業務が止まっているのに、桂一郎さんを戻しても仕事がないのよ!!わかっとんかしら!!」
「としこさん、そんなに怒らないでください。」
「怒りたくもなるわよ!!委託する契約先を間違えたからそのようになってしまったのでしょ!!この際だから、アサヒビールさんとの委託契約を白紙に戻しなさいよ!!」
「委託契約を白紙に戻せって…ほな残った従業員さんは路頭に迷ってしまうのだよ…」
「あんたね!!頭が大パニックにおちいってどうしようどうしようとオタオタしているヒマがあるのだったら会社に残っている従業員さんたちとやめてしまった従業員さんたちの再就職のことを真剣に考えなさいよ!!」
「としこさん、そんなに怒らないでください。」
「怒りたくもなるわよ!!委託する契約先を間違えたからそのようになってしまったのでしょ!!この際だから、アサヒビールさんとの委託契約を白紙に戻しなさいよ!!」
「委託契約を白紙に戻せって…ほな残った従業員さんは路頭に迷ってしまうのだよ…」
「あんたね!!頭が大パニックにおちいってどうしようどうしようとオタオタしているヒマがあるのだったら会社に残っている従業員さんたちとやめてしまった従業員さんたちの再就職のことを真剣に考えなさいよ!!」

