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とし子の悲劇
第1章 とし子の悲劇
アタシは、クソッタレの家のキンリンの家の奥さまからキツイいやみを言われたので、思い切りへこんでしまいました。

アタシは、クソッタレの家のモンにコビヘツラっていたわけじゃないのに、奥さまから変な目で見られるし、桂一郎さんにお嫁さんが来ないことについても、まるでアタシのことを悪者みたいにいうていた…

健一郎さんにレイプされたことについても、アタシが健一郎さんをユウワクしたと言い切って、健一郎さんのことが好きなのじゃないと言われるし…

アタシって…

そんなに悪者なの?

アタシは、家族が幸せになれるようにと一生懸命になって8年間尽くしてきたのよ…

桂一郎さんにお嫁さんが来てくれるようにと思って、衣服を選んであげたり、散髪をして髪の毛をさっぱりさせてカッコよくしてあげているのに…

義父母も、アタシのことを気に入っている…

それなのに、義父母にコビヘツラっているなんてどう言うことなのよ…

アタシはこの時、こんなことになるのならばあななクソッタレと結婚なんかするのじゃなかったわ…いいえ、そんなことよりも結婚すること自体をあきらめてキャリアが全ての人生を選ぶべきだったと思っていました。

アタシは今も、奥さまから言われたことが原因で気持ちがイシュクしていました。
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