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第1章 とし子の悲劇

そして、９月１日の深夜１時過ぎに恐ろしい事件が発生しました。

恐ろしい事件は、河原津漁港から１キロ離れたところにある古びた納屋で発生しました。

「離して!!やめて!!助けて!!誰か!!」

８月26日に行方が分からなくなっていました新居浜市の信金の女性職員さんが数人の恐ろしい覆面をかぶった数人男のグループに連れ去らて、古びた納屋に無理やり連れて行かれました。

桂一郎さんがおんまくお見合いで一緒になりたかった信金の女性職員さんが行方不明になっていて、女性の兄夫婦が警察署に捜索願いを出してからまだ日にちが浅い時に凶悪な事件に巻き込まれてしまったのでありました。

「ギャーッ!!やめて!!助けて!!Ａさーん!!Ａさーん!!」

焼き付くような叫び声と共に、布が思い切り破れる音と恐ろしい覆面をかぶった男のグループの薄気味悪い声が納屋の中に響いていました。

事件発生から３時間後のことでありました。

河原津漁港の周辺では、愛媛県警のパトカーがけたたましいサイレンをならして次々と現場に入って行きました。

古びた納屋の近辺には、立ち入り禁止のロープが張られていたので、キンリンの住民のみなさまは、一体何が起こっていたのかとすごく不安になっていました。