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第2章 とし子の悲劇・第２部

章介さんの家族は、アタシと章介さんの夫婦と章介さんの両親（以降義父・義母と表記）とお姉さんのひなこさん(39歳・以降義姉と表記)がひとつ屋根の下で暮らしていました。

章介さんの下のきょうだいは弟さんのけいすけさん(23歳・以降、義弟）がいますが、義弟は高校の時に付き合っていましたカノジョと高校の卒業式の次の日にカノジョと一緒岡山県井原市へ移り住みました。

義弟は、両親の反対を押しきってまでも好きなカノジョと結婚をすることを貫き通していたので、義父から『そんなに結婚がしたいのならば家に帰ってくるな!!』と怒鳴られまして、カンドーされていました。

そのため、籍については嫁さんの家の住所があります広島県府中市の住所に籍が移っていました。

この時、義父は何がなんでも家を守るとイコジになっていました。

章介さんの家は、４年前に建て替えをしました２階建ての２・５世帯住宅でありましたが、予算を大きくオーバーしてしまいましたので、家のローンの返済をしなくてはならない状況下でありました。

アタシはこの時、また事件が起こってしまうのではないかと危惧していました。

予算を大きくオーバーしてまでも家を新しく建て替えたいと言う気持ちで建て替えた２・５世帯住宅でありました。

義父は、自分の無鉄砲な気持ちが少しずつひとつ屋根の下で暮らしている家族の人間関係を損ねていることにゼンゼン気がついていませんでしたので、再び大事件に発展する危険性をはらんでいました。