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恋人たち 穢された初体験
第1章 囚われたカップル
「だいぶ天気が怪しくなってきたね」
穂香ちゃんが、両腕を抱え込むようにしながら、空を見上げた。
「そうだね。波も少し高くなってきたみたいだし、少し早いけど引き上げようか」
僕は、漕いでいるボートの舳先を岸の方へと向けた。
僕と穂香ちゃんは、高校二年生。付き合って3か月になる。僕たちは夏休みを利用して海水浴に来ていた。
天気予報では、台風が近づいていて今夜から海が荒れると言っていたが、それが早まったのかも知れない。空はどんどん暗くなり、風も吹いてきた。赤いセパレートの水着しか身に着けていない穂香ちゃんが寒そうに腕をさすっている。
本当に早く帰らないと危ない、と僕は思った。
穂香ちゃんが、両腕を抱え込むようにしながら、空を見上げた。
「そうだね。波も少し高くなってきたみたいだし、少し早いけど引き上げようか」
僕は、漕いでいるボートの舳先を岸の方へと向けた。
僕と穂香ちゃんは、高校二年生。付き合って3か月になる。僕たちは夏休みを利用して海水浴に来ていた。
天気予報では、台風が近づいていて今夜から海が荒れると言っていたが、それが早まったのかも知れない。空はどんどん暗くなり、風も吹いてきた。赤いセパレートの水着しか身に着けていない穂香ちゃんが寒そうに腕をさすっている。
本当に早く帰らないと危ない、と僕は思った。