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恋人たち 穢された初体験
第1章 囚われたカップル
それにしても、岸はずいぶん遠くに見えた。いつの間にか、だいぶ流されていたようだ。
僕は、オールを持つ手に力を入れた。しかし、いくら漕いでもなかなかボートは岸に近づいていかない。
僕は、いったん漕ぐのをやめると、潮の流れを確認した。さっきよりも全然、速くなっている。しかも、岸から沖へと流れていた。このままではいくら漕いでも岸に着くことはできなさそうだ。
「大輔くん、大丈夫?」
穂香ちゃんが心配そうな目を僕にむけた。
「大丈夫、任せといて」
僕は、笑ってみせたが、内心、かなりあせっていた。オールを握り直し、進む方向を変え、直接岸を目指すのではなく、少し回り込むことにした。
僕は、オールを持つ手に力を入れた。しかし、いくら漕いでもなかなかボートは岸に近づいていかない。
僕は、いったん漕ぐのをやめると、潮の流れを確認した。さっきよりも全然、速くなっている。しかも、岸から沖へと流れていた。このままではいくら漕いでも岸に着くことはできなさそうだ。
「大輔くん、大丈夫?」
穂香ちゃんが心配そうな目を僕にむけた。
「大丈夫、任せといて」
僕は、笑ってみせたが、内心、かなりあせっていた。オールを握り直し、進む方向を変え、直接岸を目指すのではなく、少し回り込むことにした。