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僕がお仕置きされた理由 -×××で死ぬまで発情?!-
第1章 僕がお仕置きされた理由 -×××で死ぬまで発情?!-
「……ただいま」
玄関を開け、靴を脱ぐ。
部屋の奥からドタバタと騒がしい足音がして、カズが姿を見せた。
「おかえり」
そう返したカズに、正面からぎゅっと抱き締められる。
「……ごめん」
「え……」
「伊江に飲むなって言っておいて、俺、外で飲むなんて言ってさ……」
「………」
「それに、考えてみたら……伊江の事そうやって縛ってる時点で、信用してないのと同じだなって」
もしかしてカズ……僕の為に、飲んで来なかったの……?
カズを真っ直ぐ見上げれば、明らかに素面だと覗え、胸の奥からじわじわと罪悪感が込み上げてくる。
「……ごめん、カズ」
キュッと締まる喉奥から、なんとか声を絞り出す。
「僕……少し、飲んじゃった」
そう正直に告白すれば、カズは僕の頭をぽんぽんする。
「……俺のせい、だろ?」
「………」
カズ……
なんでこんな時まで……
その優しさに、ぎゅっと胸が締め付けられる。
バカだな、僕。
カズはいつだって僕の事を考えていてくれているのに……
……なのに、僕は……一人ふて腐れて、当て付けみたいにお酒飲んじゃって。
それで、先輩と………
「………!」
ハッと我に返り、カズから視線を逸らした。