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純愛ハンター
第1章 裁き1、中出し野郎に愛のフタを
「広瀬さん、明日の朝には復讐を決行するわよ!明日の夜にはスッキリして新しい人生に踏み出せているはずよ」
「はい…」
「復讐にはあなたの協力も必要なんだけど、やってもらえるかしら?」
「も、もちろん…です!」

玲子は左手首のブレスレットを指先で撫でると、鋭い眼光で窓の外の景色を睨み付けた…。


ピンポ~ン…ピンポ~ン…
翌朝の午前5時頃。空はまだ薄暗く、時おり車の走行音が遠巻きに聞こえてくる静けさの中。広瀬好海は内蔵を全て吐き出してしまいそうな緊張に耐えながら、あるマンションの一室のチャイムを鳴らし続けていた。

「ガサッ…誰だお前…こんな朝っぱらに…」

すると、インターホンからそんな不機嫌そうな声が聞こえた。

「ひ、広瀬好海…です…」
「広瀬…誰それ…?」

広瀬は震える声でやっとこさ名乗ったものの、インターホンを切られてしまう。
だが、広瀬がふたたびチャイムを連呼するとドアが開き、

「思い出したぞこのクソ女っ…!去年からしつこく電話してきたメンヘラ女だな!こんな朝っぱらに何の用だよ!また中出しされてぇのか…?オラぁっ!」

一ノ瀬裕は姿を現すなり広瀬の髪をワシ掴みにした。

「キャッ!痛っ…!」

だが次の瞬間…

「うボぉッ…!」

一ノ瀬の喉元に先の尖った革靴の先がめり込むと、広瀬の背後から長身のチンピラ風の男がタバコをふかしながら現れ、玄関前でもんどりって胃液を吐き散らしている一ノ瀬の頭を踏み付けた。

「広瀬の兄です」
「あ…?がふっ…あ、兄…?」

広瀬の兄と名乗る男は前歯が4本とも無く、左耳は噛み千切られたように欠けており、タバコを持つ左手の小指と薬指が第二関節から欠損していた。
一ノ瀬は恐怖のあまり全力で部屋の中に逃れようとしたが、男がドアを押すように強く蹴ったために一ノ瀬の左手の指はドアに挟まってしまった。

「あがっ…あぁっ…!おっ…折れるっ…千切れるっ……止めてっ!」

するとメキメキ…と生々しい音を立て、一ノ瀬の指の何本かが関節と反対方向へ折れ曲がった。
男がドアを押す力を緩めると、一ノ瀬は部屋の中へ這うように逃げ込んだ。

「助けてっ…!俺が何したんだ!俺になんかしたら親が黙っ…あうっ!」

だが、男にキッチンで捕獲され…

「ガブぅっ…!」

後頭部を掴んで顔面を壁に打ち付けられ、さらに背後から身体を押さえ付けられた。
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