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純愛ハンター
第7章 裁き7、逆襲の玲子
その瞬間、玲子の脳裏に…

『…私、中学まで父親に性的虐待受けてたのね…』

と漏らした時のZ子の表情と、

『お前のせいでお父様にも見捨てられて…』

とぶちまけた時のお嬢の表情がカットインしてきた。

(確証はないけど…みんな父親に性的虐待を受けてるのかも…父親どもはあんな変態パーティに喜んで参加するようなクズ野郎だし…あり得るわ…)

さらに玲子が調べを進めると、パーティ参加者の多くが仕事上で“ある人物”と密接な関係がある事が分かってきた。

(もしかしたらコイツが…あのパーティの本当の主催者なのかも…!でも…だとしたら…)

その人物の尻尾を掴めば、お嬢たちに報復が出来ると同時に自分の退学の撤回の可能性も出てくる、と確信した玲子はにわかに気色ばんだ。

(いや、やるしかない!尻尾掴んでゴシップ誌に売り込んでやる…!)

数日後の深夜、玲子は意を決してその人物の自宅付近へ向かった。
玲子はその人物が帰宅した所に突撃し、例のパーティに参加していた変態セレブの実名を挙げつつ娘への性的虐待に関して“カマをかけて”揺さぶるつもりだった。
その人物の帰宅を今か今かと待ち構えていると、玲子のスマホがブルッ…と短く震えた。

(メール…こんな時間に誰…?)

玲子が訝しげにスマホを手に取ると、見知らぬアドレスからメールが届いていた。そこには…ある事故のニュース記事が貼り付けられていた。

【--元グラビアアイドルのZ子(25)さんひき逃げ事故で死亡--Z子さんは歩道に乗り上げてきた乗用車に轢かれて救急搬送され、意識不明の重体だったが2日後に死亡が確認された。Z子さんを轢いた乗用車はそのまま逃亡し、警察はひき逃げ事件として捜査………】

「なっ…?!ウソっ…Z子がっ…」

玲子がその記事を目にした瞬間…

「あ!ちょっ!うあぁっ!」

玲子の背後から赤いステーションワゴンが急発進し、狙いすましたように玲子を跳ね飛ばした…!
迫り来る車に咄嗟に左手をかざした玲子は住宅街のアスファルトの上をマネキン人形のように力なく数度バウンドすると、頭と左手首から血を流して倒れた。
玲子を跳ね飛ばした車からは、なんと…!四ツ倉がスマホで電話をしながら余裕の面持ちで降りてきた…。

「あ、もしもし親父っさん?終わりました…とりあえずコッチで身柄を預かっておきま………あっ…あれぇぇっ…?」
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