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純愛ハンター
第7章 裁き7、逆襲の玲子
「ん?どうぞ」
「この復讐計画の前にもっと恐怖感を与えてやりたいんです…例えば…」
復讐計画への提案事項を嬉々として話す玲子を、北島は母性にも似た慈しみ深い眼差しで見つめていた。
(やっぱりね…この子にわざわざ復讐計画のプランを見せて良かったわ…)
そして、玲子の提案も北島を通して“おじさま”の承認をあっさりと得ると、お嬢への復讐計画がついに始動した。
「えっ…?何っ…?今の…」
ある日を境に、お嬢の身辺では不気味な出来事が頻発していた。
大学まで電車通学していたお嬢は人通りの多い駅や街中で、
「逃げ切れると思うなよ…」
「裏切り者は誰かなぁ…?」
「転落人生に乾杯…」
などと、すれ違いざまに脅迫的なセリフを日々呟かれ続けていた。
声がした瞬間に咄嗟に振り向いても人混みのせいで誰が呟いたのかはまるで分からず、そんな事が続くと、
「はっ…!あぁ…違った…」
お嬢は背後で物音がするだけでビクっ…!と振り向いてしまったり、すれ違いざまに目が合っただけで飛び退いてしまったりと、どんどん神経過敏になり…
精神的に擦り減ったお嬢は電車通学をやめ、大学までタクシーで通うようになった。
すると今度は、
「キャッ…!何っ…何よぉっ…?」
駅や学内でエレベーターに乗るたびに緊急停止し、何故か非常用ボタンが利かずに長時間閉じ込められたり…階段で背後から何者かに突き落とされそうになる事までもが続き…
ついに神経に異常をきたしたお嬢は、
「キャアァァっ…殺されるぅ…助けてっ…誰か助けてよぉっ…!私、殺されるっ…!」
キャンパスのど真ん中でそう叫び狂い、ついに家の外へ出られなくなってしまった…。
(玲子を退学に追い込んだから…?その復讐…?それ以外思いつかない…でも、どうやってこんな事を…?)
お嬢の脳内にはすれ違いざまに告げられた『裏切り者は誰かなぁ…?』という言葉が染み付き、四ツ倉たちに助けを求める事も出来ずにこの異常事態をたったひとりで抱え込んだ。
また、四ツ倉たちを雇って玲子を追い詰めた事など誰にも相談出来る訳もなく、ますますお嬢は追い詰められていった。
さらに…
「イヤぁぁぁぁっ…!」
就寝しようとお嬢が布団をめくると、ベッドの上に使用済みのコンドームや使用済みの生理用品やぬくもりの残った使用済みの大人のオモチャなどが置かれるようになり…
「この復讐計画の前にもっと恐怖感を与えてやりたいんです…例えば…」
復讐計画への提案事項を嬉々として話す玲子を、北島は母性にも似た慈しみ深い眼差しで見つめていた。
(やっぱりね…この子にわざわざ復讐計画のプランを見せて良かったわ…)
そして、玲子の提案も北島を通して“おじさま”の承認をあっさりと得ると、お嬢への復讐計画がついに始動した。
「えっ…?何っ…?今の…」
ある日を境に、お嬢の身辺では不気味な出来事が頻発していた。
大学まで電車通学していたお嬢は人通りの多い駅や街中で、
「逃げ切れると思うなよ…」
「裏切り者は誰かなぁ…?」
「転落人生に乾杯…」
などと、すれ違いざまに脅迫的なセリフを日々呟かれ続けていた。
声がした瞬間に咄嗟に振り向いても人混みのせいで誰が呟いたのかはまるで分からず、そんな事が続くと、
「はっ…!あぁ…違った…」
お嬢は背後で物音がするだけでビクっ…!と振り向いてしまったり、すれ違いざまに目が合っただけで飛び退いてしまったりと、どんどん神経過敏になり…
精神的に擦り減ったお嬢は電車通学をやめ、大学までタクシーで通うようになった。
すると今度は、
「キャッ…!何っ…何よぉっ…?」
駅や学内でエレベーターに乗るたびに緊急停止し、何故か非常用ボタンが利かずに長時間閉じ込められたり…階段で背後から何者かに突き落とされそうになる事までもが続き…
ついに神経に異常をきたしたお嬢は、
「キャアァァっ…殺されるぅ…助けてっ…誰か助けてよぉっ…!私、殺されるっ…!」
キャンパスのど真ん中でそう叫び狂い、ついに家の外へ出られなくなってしまった…。
(玲子を退学に追い込んだから…?その復讐…?それ以外思いつかない…でも、どうやってこんな事を…?)
お嬢の脳内にはすれ違いざまに告げられた『裏切り者は誰かなぁ…?』という言葉が染み付き、四ツ倉たちに助けを求める事も出来ずにこの異常事態をたったひとりで抱え込んだ。
また、四ツ倉たちを雇って玲子を追い詰めた事など誰にも相談出来る訳もなく、ますますお嬢は追い詰められていった。
さらに…
「イヤぁぁぁぁっ…!」
就寝しようとお嬢が布団をめくると、ベッドの上に使用済みのコンドームや使用済みの生理用品やぬくもりの残った使用済みの大人のオモチャなどが置かれるようになり…