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純愛ハンター
第9章 裁き9、プリティベイベー
すると玲子はお嬢のアイデアにピンときたのか、ニヤリと微笑んだ。

「1週間はかからなかった筈さ」
「そう…実はこの薬物をナノカプセルで包んで、クソ親父の体内に吸収させないまま大量に蓄積させようと考えてるんだ…」
「カプセル…?蓄積…?」

お嬢は数秒ほど考え込むと、詳細な説明をはじめた。

「まず、この薬物を10ナノメートルくらいのカプセルで包む。具体的にはパウダーシュガーよりもさらに小さい細粒状になると思う…で、それを真紀の身体のあちこちに塗ってクソ親父に少しづつ摂取させる…」
「あっ…!だから私はもうしばらくお父様と…」
「そう、玲子が私に使ったモノのように体内で結晶化して粘膜から吸収され辛いタイプのナノカプセルを作って、奴の体内に大量に蓄積させたい…真紀には悪いけど、ナノカプセルが完成したらクソ親父が舐め回しそうな箇所に塗っておいて貰いたい…イイかな?」
「…そういう事なら我慢します!けど、お父様の体内に蓄積させた薬物はどう使うんですか…?」

お嬢はスマホを操作すると、玲子と真紀にかざした。

「この事件覚えてる?数年前、総理経験者の息子の二世議員が酒と薬物を使って準強姦殺人を犯した時、その場に居合わせたタレントが全ての罪を着せられて服役したにも関わらず、二世議員は逮捕すらされなかった…でも、その二世議員が再度同様の事件を起こした時には一転して、守られるどころか散々晒し者にされて自殺に追い込まれた…つまり、立場のある政治家と言えども後ろ盾に“邪魔”と判断されれば厄介払い的に社会的に抹殺される可能性がある…」

すると玲子は、目を怪しく煌かせて興奮気味に言った。

「ふふっ!羽を捥ぐ…なるほどねぇ!アンタの父親にヤバイ行動を取らせ続けて後ろ盾に見放されて丸腰になった所をブっ叩くって訳ね?さすがはお嬢だ…」
「そう、党がクソ親父を“邪魔”だと見放した時が勝負だ…ダムが決壊するようにネガティヴな情報が垂れ流れるタイミングで、私らもクソ親父のこれまでの悪行を一気に流すんだ!」
「次期総理候補とまで言われた政治家の娘たちへの性的虐待っていう回復不可能な大スキャンダル…コレは“第五の権力”と言われるネット住民たちの大好物だねぇ!それこそ過去最大級の炎に焼かれる事になるね…それも一生消えない紅蓮の炎にね!」

お嬢は落ち着いた面持ちで真紀の顔を見た。
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