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純愛ハンター
第9章 裁き9、プリティベイベー
「おいっ!あれ、五島先生のお嬢さんじゃないか…!」
「キャっ…五島先生…あ、あんなに…」
「何をやってるんだアイツはっ…!こんな大切な場所で…!」
すると、セレモニーの関係者と同時に国内外の記者たち数人がワラワラとその現場へ群がってきた。
(やった…!)
下半身を丸出しにされた娘と、ペニスを真っ赤に勃起させて覆いかぶさる父親…
その絵面は誰の目から見ても、何を行おうとしていたか明白すぎるほど明白だった。
しかしお嬢は、作戦の初動の成功よりも別の事に心を躍らせていた。
(私、クソ親父と顔を合わせても気持ちが全然ブレなかった…!私…親父に勝ったんだ!精神的に勝ったんだわっ!)
お嬢はこの日を境に、啓太の精神的な支配から完全に逃れた。
そして啓太はこの日のセレモニーを急病のため棄権させられ、党本部に呼び出されてV幹事長を含む党幹部に厳重注意を受けた…。
その翌日。
「やっぱりね…」
「そうね…」
玲子とお嬢は『純愛ハンター』の事務所で、この日に発行された新聞やネットニュースやワイドショーをくまなくチェックしていたが、数社の新聞とごく一部のワイドショーが、
『五島議員、急病により新交通システム開通セレモニーを欠席』
とわずかに報じただけだった。
「海外のプレスが全く報じないとは…予想外だったわ…」
「この新交通システムの開発資金の半分以上はα国が出資してて、β国が全面的に技術協力しているだけあって…いち議員のスキャンダルでケチを付けられたくなかったのかもね」
「真紀の話だと…クソ親父は生気の抜け切ったボロボロの表情で家に帰って来たそうよ。少なくとも党の幹部にミソクソに叱責されたのは間違いないわ」
「ところで真紀さん、大丈夫なの…?」
「うん…クソ親父は昨日は真紀を抱かずに自室に引き篭ってたらしいし、当分は真紀を抱く気力もなさそうだって…」
「それは良かったわ」
「来週の国会の予算委員会の日に真紀にはひとつ頼みごとをしてあってね。あの子、快諾してくれたわ…」
「それで、真紀さんの任務が終わるといいわね…」
(…玲子?)
お嬢は…普段と比べて明らかに毒気が抜けている玲子の様子に違和感を感じた…。
「キャっ…五島先生…あ、あんなに…」
「何をやってるんだアイツはっ…!こんな大切な場所で…!」
すると、セレモニーの関係者と同時に国内外の記者たち数人がワラワラとその現場へ群がってきた。
(やった…!)
下半身を丸出しにされた娘と、ペニスを真っ赤に勃起させて覆いかぶさる父親…
その絵面は誰の目から見ても、何を行おうとしていたか明白すぎるほど明白だった。
しかしお嬢は、作戦の初動の成功よりも別の事に心を躍らせていた。
(私、クソ親父と顔を合わせても気持ちが全然ブレなかった…!私…親父に勝ったんだ!精神的に勝ったんだわっ!)
お嬢はこの日を境に、啓太の精神的な支配から完全に逃れた。
そして啓太はこの日のセレモニーを急病のため棄権させられ、党本部に呼び出されてV幹事長を含む党幹部に厳重注意を受けた…。
その翌日。
「やっぱりね…」
「そうね…」
玲子とお嬢は『純愛ハンター』の事務所で、この日に発行された新聞やネットニュースやワイドショーをくまなくチェックしていたが、数社の新聞とごく一部のワイドショーが、
『五島議員、急病により新交通システム開通セレモニーを欠席』
とわずかに報じただけだった。
「海外のプレスが全く報じないとは…予想外だったわ…」
「この新交通システムの開発資金の半分以上はα国が出資してて、β国が全面的に技術協力しているだけあって…いち議員のスキャンダルでケチを付けられたくなかったのかもね」
「真紀の話だと…クソ親父は生気の抜け切ったボロボロの表情で家に帰って来たそうよ。少なくとも党の幹部にミソクソに叱責されたのは間違いないわ」
「ところで真紀さん、大丈夫なの…?」
「うん…クソ親父は昨日は真紀を抱かずに自室に引き篭ってたらしいし、当分は真紀を抱く気力もなさそうだって…」
「それは良かったわ」
「来週の国会の予算委員会の日に真紀にはひとつ頼みごとをしてあってね。あの子、快諾してくれたわ…」
「それで、真紀さんの任務が終わるといいわね…」
(…玲子?)
お嬢は…普段と比べて明らかに毒気が抜けている玲子の様子に違和感を感じた…。