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純愛ハンター
第1章 裁き1、中出し野郎に愛のフタを
すると一ノ瀬は白目を剥いて口からブクブク…と泡を吹き、そのまま動かなくなってしまった。

「え…?」

広瀬は一ノ瀬の様子に我に返ると、自らの淫穴からバイブを抜いて一ノ瀬から離れた。

「あれぇ…もう終わり?広瀬さん…まだ始めたばっかりじゃないのぉ?」

全身から脂汗を吹き出し…顔面蒼白で慌てて着替えを始めた広瀬に玲子がそう声をかけた。

「も、もう結構です…私…帰ります…」

引きつった表情でドアへと急ぐ広瀬の腕を、玲子が掴んだ。

「広瀬さん…この事は他言無用…分かるわね?」
「わ…分かってます…」
「…いつか、イイ恋できるといいわね」
「…」

広瀬は無言で玲子を激しく睨み付けると、一ノ瀬のマンションを後にした。
一ノ瀬はその日の夜中まで「広瀬の兄」たちに犯され続けた…。


「ただいまぁ!」

日付が変わった頃、玲子が事務所に戻るとお嬢は険しい顔で待ち受けていた。

「お帰りなさい…」
「ねぇ、映像ちゃんと撮れてたかなぁ?」
「撮れてたわ…一部始終…ハッキリと…鮮明に…」
「ヤァんっ…このスケベぇっ!でも…きっと“おじさま”も喜ばれるわね!」
「そうね…」
「この映像が…あたしら『純愛ハンター』のキモなんだからね…」
「………」

『純愛ハンター』の活動資金と経費は全て、復讐時の映像を“おじさま”へ納品する事の対価として支払われていた。

「ねぇ…玲子…」
「あ~っ、喉乾いた…昨日のワインの残り頂こうかしら…」
「ねぇ…!」
「何よぉ?そんな怖い顔してぇ」
「映像の最後…一ノ瀬は動かなくなっていて…みんなでブルーシートに包んで運び出してたわよね…」
「あぁ、思いのほか身長あったもんだからキレイに包むのに苦労したのよぉ」
「…殺したの?」
「反社会的勢力の人たち中から選りすぐりのゲイボーイを集めて“おじさま”が派遣してくれたのよぉ!」
「そういう話じゃなくって…!殺したの…?って聞いてるの…!」
「さぁね…ま、あの様子じゃ多分死んでるかもね…でも、最後に大好きな『中出し』を満喫出来て幸せだったんじゃないの?」
「見合ってないっ…!罪と復讐内容が釣り合ってないわ…!」

お嬢は玲子から罰を受ける覚悟でそう言い放ったが、意外にも玲子は冷静にこう返した。
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