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純愛ハンター
第10章 裁き10(最終回)、純愛という名のエンターテイメント
玲子は衝動的に母に強い殺意を抱くが、通帳を母の手の届く場所に保管していた自分を戒める事でひとまず気持ちを収めた。
だが、突然自分の立てた目標が遠ざかってしまった事実に、玲子は自室に引きこもってひたすら落胆した…。

(どうしよう…大学卒業しないと司法試験も受けられないし…社長にはもうおカネ借りれないし…あぁ…)

その夜、部屋の電気も付けずにひたすら落胆にくれる玲子の部屋に突然…酒に酔った見知らぬ大柄な中年男性が入って来た。

「な…何ですかっ…?あの、ちょっと…母は…んっ…んんっ!違っ…あぁ…!嫌っ!やめてっ…!い、嫌っ…!嫌あぁぁ…!」

玲子はその男に力づくで犯されてしまう。
これが玲子にとって初めての“男性経験”となった。
事が済むと中年男はすぐに部屋を後にし、呆然として乱れた髪を直しながら布団の上に座り込む玲子の部屋に、タバコを咥えた母が満面の笑みで入ってきた。

「玲子、ほらっ!」

そして、玲子の足元に半分に折りたたまれた1万円札の束を放り投げた。
玲子は無言で母を見上げると、

「おカネ足りないんでしょう?少しは足しになるかしらぁ?ってかアンタ処女だったんだぁ…あはははっ!」

母はそう言って笑った。
みるみる頭に血が上った玲子は鬼の形相で母に1万円札を投げ返すと、

「この…クソババァっ…!殺すっ…!今度こそブっ殺してやるっ…!」

母に掴みかかった。
だが…

「あぁうっ…!う!あぐぅっ…!」

玲子は母に拳で鼻っ柱を何度も何度も執拗に殴られ、ボロボロにささくれた畳の上に崩れ落ちた。
母は大粒の涙を流しながら、玲子にまくし立てた。

「お前は何が気に入らないんだっ!私はあの男に惚れてたんだよぉ…?だけど…だけどあの人が『一度お前の娘とヤってみたい』って言うから…カネに困ってるお前に譲ってやったんだ!私の何倍ものカネを出したんだよ…!なのにっ…なのに…そのカネを私に投げ付けるってどういう神経してんだ…!お前はぁっ!」

発狂した母はさらに、玲子の顔を何度も何度も拳や平手で殴り付けた。

「私の純愛を踏みにじりやがってっ!私の男を取ったクセに!このメスブタがっ!何がアイドルだ!何が契約金だ!何が大学だっ!何が司法試験だっ…!お前はいつも上から目線で…余裕かましやがって気に喰わないんだよっ!バカにしやがって…いつも私の事をバカにしやがってぇぇ…!」
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