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純愛ハンター
第1章 裁き1、中出し野郎に愛のフタを
「さて…事務所の開設やその他の全てに惜しみない協力をしてくれた“おじさま”と、私の相棒になる事を快諾してくれたアンタ…“お嬢”と、早速依頼をくれた依頼者に心からの感謝を込めて…私はクズ野郎どもにしかるべき制裁を与える『純愛ハンター』として邁進…いや、身も心も捧げたいと思う。乾杯っ!」
「か、乾杯…」

玲子が差し出したグラスに恐る恐るグラスを合わせようとしたお嬢だったが、ふとグラスを引っ込めた。

「あ、あのねっ…玲子…私………」

躊躇気味に何かを言い出そうとするお嬢に玲子は肉食獣のような眼光を浴びせ、壁際へと詰め寄った。

「何でもない…ゴメン…玲子…あ!ちょっ…嫌っ…!」

玲子は壁際に詰まったお嬢のスカートをめくり上げると、無造作に下着の中へ手を突っ込んだ。

「れ、玲子っ…あのっ…んっ!ねぇ…あ!ああぁ…」

そしてクチャクチャ…と事務所内に響き渡る淫音を立て、お嬢の淫突を指先で円を描くようにかき回した。

「…契約その1、『私のやる事に一切の口を挟まない事』…もう忘れちゃったのかい?お嬢…」
「あっ!わ、分かってる…あぁんっ…けどっ…そ、それダメぇっ!」

お嬢は淫突を弄る玲子の手を押さえ、グラスの中で波打つワインをこぼさぬようにガクガク…と腰と膝を震わせて生理的快感に堪えていた。だが…

「んっ…!ん~っ!あふっ…あはぁ…んっ!」

玲子に口の中にネットリとした舌を差し入れられ、同時に淫穴へ指を深く差し挿れられるや否や…

「あぁ!んむっ!ああ…!」

お嬢は胸元にワインをこぼしながら、その場に力なく崩れ落ちた。

「ふっ…喜んで契約したのはアンタの方だよぉ?お嬢…」
「はぁっ…あ…はぁ…」

玲子は刺すような目付きでお嬢を見下ろすと、指に付着した淫汁の香りを見せつけるようにして嗅いだ。

「あぁ…嫌…」
「ふふっ…はぁい、乾杯…」
「あ…乾杯…」

半分以上中身のこぼれたお嬢のグラスに玲子がグラスを合わせると、チーン!と高く透き通った音が静まり返った事務所内に響いた。
それはまるで、この先起こる凄惨極まりない泥試合を暗示するゴングのようだった…。


この乾杯とほぼ同時刻。ある木造アパートの中では黒のショートヘアに寝癖を付けた女性が、寝巻き姿でスマホに一心不乱にメールを書き込んでいた。
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