この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
純愛ハンター
第3章 裁き3、家族のような職場です
「違うっ!確かに私は捕まっちゃったけど…でもそれはクズ野郎に騙されてたから…!」
「違わないね!刑事事件にならないレイプよりも刑事事件になった痴漢冤罪の方が社会的な罪は重いんだ…!区分上“犯罪者”になったって事で回りに迷惑かけてんだからさぁ?はぁ…そんな簡単な事も分かんないなんて…」

玲子は呆れ顔で両手を大きく開くポーズを取った。

「犯罪者…迷惑…それは事実だけど…でもさぁ?私…ココに復讐の依頼しに来てんだよぉ…?」

今野は目に涙を溜めて玲子を睨み上げた。

「それに引き換えその店長さん素敵だわぁ~!お前という役立たずの単純労働力をしっかり管理するなんて…こんなデキる男は滅多にいないわね~」
「何言ってんだよアンタはさっきから…?アっタマおかしいんじゃねぇのっ…?おいコラぁっ…?!」

今野が怒り心頭で玲子に詰め寄ると、

「玲子っ!あんまりよ…!今野さんもお願いだから抑えて…」

お嬢が間に割って入った。

「この野郎…今度こそぶっ殺してやるよっ!」
「キャッ…!」

だが、今野がお嬢を突き飛ばして再び玲子に掴みかかろうとした、瞬間…

「うっ…?コレ…って…?」

玲子はその鼻先に調査資料と思われる書類を突き付けた。今野は資料に目を通すとその場に力なく崩れ落ちた。

「…お前を自暴自棄な犯罪者にした男の名前は三塚道彦、一族が経営する業界最大手のファミレスに勤務する24歳。5年前から交際していた元モデルと婚約中…」
「こ、婚約…モデルっ…うっ…ううぅ~っ…」

今野は調査資料をグシャグシャ…と握り締め、嗚咽を漏らした。
お嬢はしばし目を固く閉じると、何かを決意したように玲子の顔を見据えた。

「女好きする見た目と店長という立場を利用し、大不況で気持ちの弱った女性スタッフを支配する事、延べ12店舗勤務で40人あまり…」
「よ、40人っ…?」
「そんな女性スタッフの頑張りもあって、三塚のマネージメント能力は高く評価されて昨年最年少の地域部長に大抜擢、出席コースに乗る。お前が働いてた店でも、A子以外にもう5人ほど三塚と関係を持ってた女がいたんだけど…気付いてた?」
「全然気付かなかった…」
「三塚の悪事が周囲に気付かれない理由…分かる?」
「わ、分からない…」

玲子はデスクのヘリに腰を乗せると、ゆっくりと足首を交差させた。
/167ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ