この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
純愛ハンター
第4章 裁き4、暴力なきDV
いつものように男と飲みに行って愛欲にふけった後、渡辺は意を決して男に訊ねようと内に秘めていた一言を言い出せずにいた。
『私たちってどういう関係なの?』
相手はホストであり、自分より2つも若い。似たような関係の女もいるだろうし年上の女のプライドもあるし、そう訊ねる事でこの関係が崩れるのも怖かった。
だがそれ以上に、結婚適齢期である渡辺とってこんな関係がズルズル続く方がはるかに怖く…意を決して訊ねようとした。瞬間、
「俺たち付き合おうよ」
「えっ…?」
なんと、男の方から予想外の告白をされたのだ。あまりの展開に驚いた渡辺は、
「う…グスッ…うん、ありがとう…嬉しい…でもね…」
条件付きで男との交際を決めた。その条件とは、
「分かった、来月いっぱいで店辞めるよ」
男がホストを辞める事だった。
ホストクラブの寮で暮らしていた男がホストを辞めた事で、男は必然的に渡辺のマンションへ転がり込む事となった。ホストならそれなりの貯金もあるだろうし、頭も良く口も達者な男なら新しい仕事も即座に見つかるだろう…と渡辺はたかをくくっていた。しかし、
「は?貯金?5万しか無いけど…?」
「えぇっ?何で…?」
「店辞める時に、店の連中と海外旅行行ったもんで」
男には貯金は無く、
「私の稼ぎだけじゃやってけないし…早く仕事見つけてくれないかな?」
「へ?何で?ホスト辞めろって言ったのお前じゃん?何で俺が働くの?」
「う…」
その上労働意欲もすっかり無くしていた。そして渡辺が男に少しでもキツく当たろうものなら、
「じゃあ別れよっか?あ~ぁ、ホスト時代の客のトコでも転がり込むかぁ…」
「そ、そんな簡単に別れるとか言うの卑…あっ!ちょ…嫌っ」
「そんなに別れたいんだ…悲しいなぁ…最後に美樹を俺のカラダに刻ませてよ」
「あっ…そんなトコ…ダメっ…あぁ…あぁんっ…!」
「こんな感じてくれてんのに…これが最後のセックスになるなんて寂しいなぁ」
「イ、イヤっ…わ、別れたくない…!離れたくない…もう少し頑張るからそんな事言わないで…ああぁ…!」
別れると脅したうえセックスで言う事を聞かされる、という事が続いた。
その後も男は働く気配を全く見せず、
「あははっ!お前ってマジで存在価値なくね?ぎゃははっ!」
渡辺が仕事から家に戻ると、男は酒や食べ物を散らかして友人と長電話をしていたり、
『私たちってどういう関係なの?』
相手はホストであり、自分より2つも若い。似たような関係の女もいるだろうし年上の女のプライドもあるし、そう訊ねる事でこの関係が崩れるのも怖かった。
だがそれ以上に、結婚適齢期である渡辺とってこんな関係がズルズル続く方がはるかに怖く…意を決して訊ねようとした。瞬間、
「俺たち付き合おうよ」
「えっ…?」
なんと、男の方から予想外の告白をされたのだ。あまりの展開に驚いた渡辺は、
「う…グスッ…うん、ありがとう…嬉しい…でもね…」
条件付きで男との交際を決めた。その条件とは、
「分かった、来月いっぱいで店辞めるよ」
男がホストを辞める事だった。
ホストクラブの寮で暮らしていた男がホストを辞めた事で、男は必然的に渡辺のマンションへ転がり込む事となった。ホストならそれなりの貯金もあるだろうし、頭も良く口も達者な男なら新しい仕事も即座に見つかるだろう…と渡辺はたかをくくっていた。しかし、
「は?貯金?5万しか無いけど…?」
「えぇっ?何で…?」
「店辞める時に、店の連中と海外旅行行ったもんで」
男には貯金は無く、
「私の稼ぎだけじゃやってけないし…早く仕事見つけてくれないかな?」
「へ?何で?ホスト辞めろって言ったのお前じゃん?何で俺が働くの?」
「う…」
その上労働意欲もすっかり無くしていた。そして渡辺が男に少しでもキツく当たろうものなら、
「じゃあ別れよっか?あ~ぁ、ホスト時代の客のトコでも転がり込むかぁ…」
「そ、そんな簡単に別れるとか言うの卑…あっ!ちょ…嫌っ」
「そんなに別れたいんだ…悲しいなぁ…最後に美樹を俺のカラダに刻ませてよ」
「あっ…そんなトコ…ダメっ…あぁ…あぁんっ…!」
「こんな感じてくれてんのに…これが最後のセックスになるなんて寂しいなぁ」
「イ、イヤっ…わ、別れたくない…!離れたくない…もう少し頑張るからそんな事言わないで…ああぁ…!」
別れると脅したうえセックスで言う事を聞かされる、という事が続いた。
その後も男は働く気配を全く見せず、
「あははっ!お前ってマジで存在価値なくね?ぎゃははっ!」
渡辺が仕事から家に戻ると、男は酒や食べ物を散らかして友人と長電話をしていたり、