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純愛ハンター
第1章 裁き1、中出し野郎に愛のフタを
しかし妊娠の心配を告げると途端に相手が不機嫌になるため、広瀬は“出来にくい”という事を信じて避妊をしないセックスを受け入れ続けた。だが、

「話があるんだけど…」

広瀬は男と交際を始めてものの1ヶ月で妊娠してしまう。

「ふぅん?おかしいなぁ。俺、出来にくい体質なはずなんだけど」
「でも…産婦人科行ったら“おめでた”だって…診断書もあるの…」
「お前、他のオトコとヤッたんだろ?セックスの快感覚えて他のチ●ポも試したくなって。だったら自業自得だよな?」
「そっ、そんな事ある訳ないよっ!こんな時にそんな事言うのってヒドくない?あなたの人間性疑うよ…」
「どうせテキトーにヤッたオトコのタネなんだし堕ろしゃあイイじゃん?」
「だからぁ!あたし…人生であなたとしかエッチしてないのに妊娠したんだってば…!」

すると男は、無表情で広瀬に詰め寄った。

「ってかさー、ちゃんと断らなかったお前が悪くねぇ?女だったら妊娠するの当たり前だよな?自分の身も自分で守れなくてこの先どうやって行きてくの?お前、終わってるよ…女として…ってか人として…」
「そんな…」
「ちゃんと中出し断らなかったお前が悪いってのは分かるよね?で、こっちは堕ろしゃあイイって言ってやってんのに…これ以上何がしたい訳?」
「う…産みた…」
「ざけんなよっ!何でこの歳で子持ちになんなきゃいけねえんだよ!常識で考えろよ…」
「じゃ…じゃあ言ってやる!アンタの親にこの事…DNA鑑定して証拠突きつけて…全部ブチまけてやる!」

広瀬がそう脅すと、男は涼しげに微笑んだ。

「どうぞ」
「え…?」
「俺の親に言うのはご自由にぃ~だけど、お前多分社会的に抹殺されるよ?」
「なんっ…で…?」
「俺の両親の社会的地位を考えると…お前を“妊娠をネタに真面目な大学院生をゆする性悪女”って事にして個人情報バラ撒いてネット住民の餌食にする事なんて容易いんだけど?」
「………」

広瀬が絶句すると、突然…男は勃起したペニスを露出させた。

「舐めろ」
「こっ、こんな時に何してんのよ…?」
「他の男とヤッた事は大目に見てやるから舐めろって言ってんだよ!」
「だから…そんな事してないって…」
「お前アタマ大丈夫?ホント物わかり悪りぃんだなぁ…初対面の時からバカそうだとは思ってたけど」
「えっ…?」
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